月別アーカイブ: 2013年10月

決して過信しないこと

長く看護師を続けていると、ある程度患者さんのモチベーションなどもわかってくるので、今日は患者さん元気が良いとか機嫌が良いとかそういった事も把握することができるようになってきます。しかし自分の看護師としての力量を過信してしまい、患者さんの様子をこまめにチェックしなかったりすると大きな後悔をすることがあるので自分の力量を過信してしまうということは決して、してはならないことだと思っています。やっぱり仕事での経験が長くなってくれば過信してしまうなんて言う事もあるのかもしれませんが、そこで過信しまうようでは患者さんに対して失礼だと私は思っています。

もちろん毎日の入院生活をしていく中で1日1日と回復してくれている患者さんもいますが、平行線の一途を辿るばかりの患者さんもいます。特に平行線になる患者さんの場合には、今日も元気だと朝の顔色を見て安心してしまうこともあるのですが、その後お昼を過ぎてから体調が急変するなんて言う事もありますので、これまでの自分の経験ばかりを過信しないようにしなければなりません。患者さんの体調が安定しているかどうかというのは医師が判断するものであり、たとえ医師が判断したとしても、その後急変してしまう可能性もあるわけですから、常に気を抜かずにこまめに患者さんの顔色を見ておくことが大切だと思っています。

■過信するとろくなことがない

テレビドラマなどを見ていても良くあることですが、自分の力を過信していると、患者さんの様子を他の看護師から聞かれた時にも勝手な判断で大丈夫だろうなんて言ってしまうことがあります。あの患者さんは元気だから、もうすぐ退院するなんて予想していたりすることがありますが、それはあくまでも看護師の憶測であり、患者さんの体調そのものではありませんよね。

もちろんうかつに患者さんに対して退院なんていう言葉を言ったりすることはできないし、自分の力を過信してしまい、特に患者さんに大きな変化などないなどと勝手に思ってしまうことは厳禁だと思っています。そういった過信が患者さんの小さな変化を見逃してしまうことになりますから、私は常にそういった部分では新人の時と同じように、患者さんの表情などをこまめにチェックするように心がけ、何か少しでも気がついたことがあれば医師に報告するようにしています。過信してろくな事はないと思うので、過信せず常に細かな配慮をすることが重要ではないでしょうか。

遠慮はダメ。思ったことははっきりと

同じ職場で働いている看護師だけではなく、医師に対しても疑問を感じてしまったりすることがあるのですが、多くの看護師の場合には医師に遠慮しているので、自分が思ったことを言わないままで我慢して働いてしまいます。その結果ストレスが限界に達してしまい、職場を離れるなんて言う事がありますが、私は遠慮せずに思ったことはどんどん医師に伝えるようにしています。もちろん治療方針などに関して口を出すことはありませんが、例えば患者さんに対してもう少し柔らかい口調で話しをすることができないかということや、休憩時間が終わったら即座に診察室戻ってきて欲しい言う事もとはっきりと言うようにしています。

医師にももちろん様々な事情があり、診察時間に遅れてしまうなんて言う事がありますので、そのような場合には仕方がないと思っていますが、単純に休憩時間に話で盛り上がってしまい診察時間に遅れるなどというのはやり良いことではありませんので、注意してくれないと困ります。待っている患者さんがいる限りは医師が出来るだけ早く患者さんの診察をしてあげなければならないと思っているので、例え医師に嫌われることがあっても私はハッキリと言うようにしています。はっきりと言ってしまうことによって、医師からはイメージが悪くなってしまうかもしれませんが、私たち看護師は医師のためではなく、患者さんのために働いていますから、患者さんのことを思えば当然のことではないでしょうか。

■体たらくは見逃さない

医師に対して意見することなどがなく、当たり前になったらいけないことが当たり前になってしまうと、迷惑がかかるのは患者さんです。私たち看護師ではなく、一緒に働いている医師でもなく、患者さんに迷惑がかかるので、やはり思っていることをはっきりと言うようにしています。

幸い私が働いてる職場では医師も私の思っていることをしっかりと理解してくれているようで、どんなに私が意見をしても嫌われるということはなく、常に可愛がってもらっています。むしろ私のようにハッキリと物を申す看護師はいませんから、私は珍しいタイプだと言われていますが、それだけ仕事に熱心だと言う事も伝わってるし、医師もしっかりと私の言葉に耳を傾けて受け入れてくれているので仕事が円滑に進んでいます。大切なことは遠慮するよりもはっきりと言ってしまう方が良いと思います。

共感が大切

入院している患者さんは不満を持ってる方がたくさんいます。もちろん自分の自由な生活と違って、病院のリズムに合わせた生活をしなければなりませんから、不満があるのも当たり前のことですよね。しかし、私達看護師と言うのは、どんなに不満を持っている患者さんに対しても同じように接していかなければならないし、理解しなければなりません。看護師によって不満を患者させなくする方法は違ってると思いますが、私の場合にはとにかく患者さんの気持ちに共感するように心がけています。例えば今までは朝ゆっくりと寝てていた患者さんでも、病院に入院するようになると朝ご飯の前には起こされなければいけないし、朝起きてすぐにご飯を食べることができない患者さんでも朝ご飯を食べてもらわなくてはなりません。

このように今までのリズムとは違った生活を送っていく患者さんに対して、しっかりと共感するようにしています。共感することによって患者様が持っている不満を少しでも緩和させることができるし、時には作り話をして、自分が辛い経験などをしてきたと話すこともあります。休みの日などに朝早く電話で起こされたりするとゆっくり眠っていられないし、朝から気分が悪くなってしまいますなどと患者さんに話すと、患者さんもそこからいろいろな話を聞かせてくれたりすることがあります。

■気持ちを理解することが大切。

やっぱり患者さんにとって気持ちを共感するということはすごく大切なことだと思っているんです。どんなにたくさんのご家族や友人などがお見舞いにきてくれても、やっぱり入院生活というのは孤独感を感じてしまうものですし、自分1人の時間が長いので看護師がそこで共感してあげることによって患者さんが抱えてるストレスは軽減するし、治療に対して前向きになり、早く退院したいという気持ちになってもらうことができます。

看護師が感情的になって怒ってしまうような場合もありますが、私はとにかく感情的にならず患者さんの気持ちに寄り添うようにしています。そのためこれまでに患者さんに怒られたようなことはありませんし、多くの患者さんがいろいろなことを話してくれるので私の方法でこのまま続けていこうと思っています。入院中の患者さんの不満はそのご家族にもわからない部分があり、毎日の入院生活をそばで見ている私たち看護師が共感してあげることは本当に患者さんの支えになると思います。

小児科はプライドを捨てる

小児科に勤務している看護師というのはプライドを持っていると勤務をすることができないと思っています。あくまでも私がそのように思っているだけですが、小児科に入院しているお子さんたちは看護師の言うことを聞いてくれるお子さんだけではなく、本当に困り果ててしまうくらいに言う事を聞いてくれない子もいるので、このような場合にはプライドを捨てて子供の機嫌をとったり、子供としっかり向き合って話をしたりすることもあります。看護師としてのプライドを持っていると、どうしても上から目線になってしまったり、病気が治らないよ!と強く言ってしまったりする事がありますが、こういったプライドを持たずに子供と接するようにしていくと、本当に病気を治してほしいという気持ちがしっかりと伝わるので、子どもも前向きに治療に取り組んでくれるようになります。

まだ言葉をしっかりと理解することができないほど小さなお子さんに対しては、やっぱり表情で表現するしかありませんし、どうしても泣き止んでくれない時などには機嫌を直すように私たちが努力するしかありませんから、ここでもプライドを持っているわけにはにはいきません。特に先生が診察する時などに泣き出してしまう子供も沢山いますが、こういった場合に私がいつも行っていることはズバリ変顔です。一生懸命に言い聞かせようとしても子供は言うことを聞いてくれませんが、目に見えているものが面白ければ自然に笑ってしまうものなんですよね。

■イケメンの医師なんて気にしていられない

どういうわけか、子供からの支持率を高めるためなのかもしれませんが、小児科で働いている医師はイケメンの先生などが多く、看護師の間でも人気のある先生がたくさんいるのですが、こういった先生がいても、私は看護師としてのプライドを捨てて子供に接しているので、もちろん変顔をすることもあります。そのため先生から見れば私は色気も素っ気もない看護師だと思いますが、それでも子供がしっかりと診察を受けてくれて病気が治ってくれたり怪我治ってくれたりすれば良いと思っています。

病気を治すための入院であり、また怪我を治すための治療でありますから、こういった必要性について子供に言葉で理解してもらおうとするのはすごく難しい部分で、私の場合には言葉よりも実際のコミュニケーションで理解してもらうようにしています。そのため、迷うことなく変顔をすることもありますし、お子さんに本を読んであげる時などにも半ば感情移入をしながら一生懸命に読んであげるようにしていますわ、そういった部分で子供との信頼関係を結んでおくと、治療を嫌がった場合でも私が説明すると、私が話す言葉にしっかりと耳を傾けてくれるようになるものです。

産科で働くと強くなる

女性は出産すると強くなるなんて言われていますが、産科で働いている看護師も強くなります。私は実際に自分で出産した経験を持っていませんが、産科で勤務をするようになってからは女性として強くならなければならないということを実感しています。また反対に出産することによって女性は本当に強くなることも実感しています。出産するためだけではなく、出産するまでにも女性はたくさんの不安を抱えていたり、中には切迫流産や切迫早産の危険性のある妊婦さんなどもいますが、不安を抱えながらでもお腹の赤ちゃんを守るために必死になり、頑張っているお母さんの姿を見ていると、とても勇気付けられます。

もちろん出産を迎えた方に関しては何度経験してもその都度勇気をもらってますし、出産する際に不安を抱えてしまい痛みに負けそうになっているお母さんを励ましたりすることもあるので、そういった経験の中で私自身もどんどん強く成長しているように思います。自分に経験がないので痛みについてや苦しみについてはわかりませんが、それでも出産の時には相当な痛みがあるということはわかっていますし、難産の妊婦さんなどの場合には2日も3日もかけながら出産するケースがあり、体力が限界に近づいているにもかかわらず赤ちゃんに会うために、頑張るお母さんの姿を見ると感動するとともに、私自身ももっとしっかりしなくてはならないと思います。

■同じ女性だからこそわかること

男性の場合には、自分の中に新しい命を宿すということがありませんから、難しい部分かもしませんが、私は出産経験がなくてもいずれ自分の体に命を宿す女性として、たくさんの妊婦さんを見ながら本当にお母さんは強いと思います。ただやはり出産を迎える時には強い痛みに耐えなければならないので、妊婦さんに頼られる事は多々あり、その妊婦さんを励ましているうちに私がどんどん強くならなければ、妊婦さんをしっかりと励ましてあげたり支えてあげることができないと思うようになりました。

出産して赤ちゃんに会うまでは本当に苦しい表情を浮かべているお母さんたちが、赤ちゃんの顔を見るだけでそれまでの痛みなんて忘れたように笑っている姿を見ると、毎回のように目頭が熱くなります。私もいずれお母さんになる時にはあんなふうに笑顔になるのかななんて思いますが、産科で働いているとたくさんの感動を与えてもらっています。同時に女性としての幸せを分けてもらっているような気分にもなるし、苦しんでいる姿も見ているから、私自身も本当に強く成長させてもらっています。

救命で働く看護師

救命救急で働く看護師というのは病棟で働いてる看護師よりも常に動き回っていることが多いと思います。もちろん救命に患者さんが運ばれてこない間は病院病棟の手伝いをしていたりすることがありますが、夜間などは救命で運ばれてくる患者さんも非常に多くなりますから、コールが鳴った瞬間に緊張感もぐっと高まります。

救命に運ばれてくる患者さんの場合にはもちろん緊急な処置が必要なことがほとんどですから、私たち看護師はコールが鳴った瞬間から患者さんを迎える姿勢をとらなくてはなりません。必要な器具を準備したり、手術が必要だと判断されるようであれば手術に対しての準備をしなければなりませんので、本当に一瞬でも気を抜くことができず、患者さんが運ばれてきてからある程度落ち着くまでの時間も明確ではありませんので、油断を許されない状態が続きます。

■オンコールも多い。

救命で働いていると、休みでも病院に呼び出されるなどと言う事も頻繁にあるのでお休みの日でも完全に気を抜くことはできません。もちろん救命で働くということを決意してから、この部分に関しては覚悟をしていますので特に不満に感じるようなことはありませんが、お休みの時だけではなく、院内で仮眠を取っているなんていう時でも容赦なくコールは鳴ってしまいますから、その時には気持ちをすぐに切り替えて仕事に向かうようにしています。

救命で患者さんが運ばれてくるときには身内の方が付き添っている場合もあり、そうではない場合もあり、身内の方が付き添っていない場合には、身内の方に連絡も取らなければならないし、駆けつけた身内の方に病状の説明などもしなければなりませんから、本当に看護師の仕事というのはたくさんあります。テレビドラマなどを観ているとバタバタと走り回っている看護師さんがすごく多いですが、本当にリアルに描写されていると思いますね。救命働いている看護師がかっこいいなんて言われることがありますし、確かに憧れている学生さんなどもたくさんいるようですが、救命の看護師というのは本当に大変であり、医師や一緒に働いている看護師のチームワークがしっかりと整っていなければスムーズに仕事をすることができませんから、自分だけのわがままなんて言っていられません。本当に冷静に状況判断をしながら細かな部分にまで配慮ができる看護師に成長するまでにはとても大変な思いをしました。